海外美大受験の仕組み

アートセンター

今回は海外美大に応募する方法を解説していきます。

結論から言うと、基本的には出願したい大学のホームページにある必要書類を締め切りまでに提出する形となっております。
もちろん大学によって用意するものは違いますが、アートセンター・カレッジ・オブ・デザインの場合は以下のものが必要になります

ポートフォリオ

これがぶっちゃけ一番大事な要素です。

ポートフォリオとは作品集の事で、アートセンターの場合オンライン上で全て提出するものとなっています。学部ごとに求められるポートフォリオの内容が大きく変わるので良くチェックしましょう。

僕の受けたIllustration学部では

  • 生のモデルのフィギュアドローイング(人物画)
  • スケッチブックの抜粋
  • Imaginative pieces(訳せませんでした)

がポートフォリオの条件でした。
Imaginative piecesとは直訳すると想像力豊かな作品、自画像やオリジナルの物語など基本的には自由です。

ただしファンアートなどは大学によっては入れるなと明記されている所もあるくらいなので入れないのが無難だと思います。
僕の場合は自分で考えたストーリーの設定資料的なのを作りました。

また、提出する際はフォームに作品を1枚ずつアップロードしていくのですが、見逃しを防ぐ為PowerPointやGoogleスライドで全ての作品をまとめたPDFも同時にアップしておくと安心です。
良いポートフォリオだと奨学金も貰えたりしますよ。

高校の成績証明書

こちらは出身の高校から英文のものをいただきましょう。応募する段階では郵送する必要がなく、スキャンしたものをオンラインで提出する形となります。高校の後に大学や専門学校などを卒業している場合はそちらの証明書も同様に頂くようにしてください。

エッセイ

学部ごとに問いが決まっており、それの解答を英語で書くものです。
英語に自信のない方は英作文添削サービスを利用したり、ネイティブの友人に見てもらうなどすると良いと思います。

ビデオエッセイ

ポートフォリオの作品の一つを選んで紹介した映像を送ります。特殊な機材や編集などは必要なく、スマホの撮影で構いません。
しかし留学生の場合はこれによって英語の能力が判断されるので緊張します…
僕も何度も撮り直しました(笑)

英語試験の成績証明書

留学生にとってのもう一つの鬼門!英語です…

提出できるテストと最低限必要なスコアは以下の通りです。

TOEFL IBT 80点
IELTS 6.5点
Duolingo English Test 115点

これらの成績証明書はテスト機関から直接大学に郵送されたものでないといけません。
また、スコアの有効期限も2年となっております。

僕が個人的におススメなのは、IELTSです。
Duolingoについては受験した事が無いので詳しくありませんが、IELTSはTOEFLよりも点が取りやすいです。(個人の感想です)
というのもこちらの2つのテストはどちらもスピーキングがあるのですが、TOEFLはコンピューターに向かって喋るのに対し、IELTSは試験官と対面なので好印象を与えれば良い点を取りやすくなるからです。

以上海外美大受験の仕組みを解説していきました。学校に出向かなきゃならない事もある日本の入試に比べ、オンラインで完結するのはありがたいですよね。

また、学校によっては更に推薦状が必要だったりポートフォリオの要件が違ったりするのでご自身でよーく確認する事をおススメします。

ではまた!

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